時刻と天文学的な表示に関する複雑機構は、トゥールビヨンにより調速され、ミニット・リピーターにより完成され、このタイムピースに搭載される手巻きキャリバー2755 TMRCCQPは、774個の部品からなる複雑な機構の傑作と言える。
コピー時計製造において最も高度な技術を必要とするグランド・コンプリケーションであるこのタイムピースは、ホワイトゴールドで製作され、完璧な視認性の表示を備えている。
レ・キャビノティエ・デュアルムーン – グランド・コンプリケーションの原点は、独創的な方法で月へのオマージュを捧げることであった。ともすれば脇役とみなされる月表示は、その色使いとサイズにより存在感を際立たせており、地球の衛星の北半球と南半球に浮かぶ姿を見せるために、ムーンフェイズを時計業界では稀な文字盤中央に配置し、それをダブル表示にすることを考えた。この複雑機構は、「レ・キャビノティエ・アーミラリ・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー プラネタリア」に搭載されているが、11種類の複雑機構を搭載した天文学と音楽的表現を備え、その存在感を強くアピールしていいる。